Opnsense を導入し、下流に L3スイッチ(コアスイッチ)を配置する構成にした際、「Opnsense から直接つながっている LAN 内からはネットが見れるのに、L3スイッチの配下(別 VLAN)からはつながらない」 という現象に陥ることがあります。
これは、Opnsense の**標準 NAT 機能(自動生成)**が、自身の LAN インターフェースの IP帯しか変換対象にしてくれないことが原因です。
今回は、手動で NAT ルールを追加し、下流ネットワークからもインターネットに接続できるようにする設定手順(ハイブリッド NAT)を解説します。
例として、以下のネットワーク構成を想定して設定します。
172.31.99.1/24172.20.0.0/16172.22.0.0/16最近の Opnsense のバージョンでは、NAT 設定画面で IP アドレス範囲を直接入力しようとするとうまくいかないことがあります。 そのため、先に「エイリアス(名前)」として登録しておく方法が推奨されます。管理もしやすくなります。
Net_172_20 (任意の分かりやすい名前)ネットワーク (Network) を選択172.20.0.0/16Net_172_22ネットワーク172.22.0.0/16デフォルトの「自動」から、手動ルールを追加できる「ハイブリッド」モードへ切り替えます。
※「ハイブリッド」にすることで、既存の LAN 用自動ルールを生かしたまま、足りないルールだけを手動追加できます。
先ほど作ったエイリアスを使って、NAT ルールを追加します。
WANIPv4anyNet_172_20 を探して選択。任意任意インタフェースアドレス (Interface Address)Net_172_22 用のルールも追加します。これで設定は完了です! L3スイッチ配下の PC からインターネット接続ができるか(Yahoo! や Google が開けるか)確認してみてください。