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耐久性の高いものを
サーバ用途で選定する事が多いのですが、壊れないものの方がいいです。サーバで利用中のHDDが壊れると、結構影響範囲が大きいので信頼性の高いものが欲しいです。
ただ、予算というものがあって値段とのバランスも非常に重要になります。じゃ、最近はどのHDDが信頼高いの?というのを調べてみました。
昔は、私はHGST一択だったんですが、WDに買収されてしまい、WDならいいの?となりますが、実際はどうなんでしょう。
各メーカに信頼性高いモデルがある
メーカーでも、信頼性の高いモデルがあります。
一般デスクトップ向けから、NAS向け、データセンターなどのエンタープライズ製品といった区分けです。
メーカ自身の信頼性もありますが、そのメーカが高耐久製品として販売しているものがあり、その中からチョイスしていきたいとと思います。
バルク品は買ってもいい?
バルク品は粗悪品や破損をリビルドした製品ではないです。
パソコンメーカーなどが、HDDを大量に仕入れたけどそこまで売れ行きが伸びずに、メーカーリテール品ではなく、バルク品として簡易包装・保証期間が初期不良のみなどで売られています。
バルク品の中には、たまにレベルが低いものが混じっていると言われるので、できたらバルク品は避け国内販売のリテール品を買った方がいいですね。
東芝MGシリーズ
MGシリーズは24間365日の長時間の連続稼働に対応
高い信頼性が求められるビジネスクリティカルなアプリケーションやデータセンターでも採用
最近は20TBの製品も販売されていますが、こちらはリテール品ではなくバルク品になっています。
MG10シリーズ
東芝デバイス&ストレージ製
ヘリウム充填筐体にディスク10枚を搭載
ラウドスケールのストレージインフラストラクチャ、ビジネスクリティカルサーバー/ストレージ、ファイル&オブジェクトストレージソリューションへの利用に適しています。
リテール品という形で出回っていないのは、コンシューマ向けには販売されていないから?なのかなと。データセンタ向けに卸しているのではないかと推測します。
TSUKUMO さんで販売しているので、ショップ的にも信頼できるかなと。Amazonで販売されているのはどんなショップか分からない事があって、ちょっと不安になる事もありますが、それと比較すると、PCパーツの老舗で取り扱っているというところで、バルク品でもま、大丈夫じゃないかなと思えるところです。
20TBベンチマークしてみた
CrystalDiskMarkでベンチマークしてみた
WindowsServer2022に利用しているサーバでベンチマークしてみたけど、やっぱり遅いのは遅いなぁ。ただ、体感的にもっそり動くような事はない。
HDDとしは標準的な速度で書き込みが若干成績いいかなって感じです。
MGシリーズとMNシリーズの違い
東芝HDDの中のハイグレード、高信頼モデルに2種類あります。
NAS向けモデル MNシリーズ
エンタープライズモデル MGシリーズ
で、グレードでいうとMGシリーズの方が高い位置に存在する事になります。
WD RED Proシリーズ
24時間365日常時稼働環境
個人およびホームオフィスのNASシステム向けに構築され、独自のアルゴリズムでNASおよびRAID環境のパフォーマンスと信頼性のバランスを最適化
さらに3つのモデルがあり、
「WD Red」「WD Red Plus」「WD Red Pro」
WD Red は SOHO向け
WD Red Plus は中規模事業向け
WD Red Pro は大規模事業向け 24時間365日の環境で高負荷のワークロードを処理するように作られた
という区分けがあります。取り扱い店舗も多く品物も多く流通しています。リテール品を探すのにも流通量が多いので選びやすいです。
WDの20TB製品は、最安で6万円台。東芝MG10シリーズと比べると、ちょっとお高めです。ただ、バルク品しか見当たらないので、後はショップを見て判断していかないとというところでしょうか。
Seagate IronWolf Pro
高耐久性のNAS,動画編集用HDD製品です。
上記、東芝と、WDがエンタープライズ、データセンター向けと比べると、少し位置的には下位にあたるのかと思いますが、信頼性と耐久性を強調した製品になっています。
価格はWDよりもさらに高い7万円台
こちらもTSUKUMOさんで取り扱いがあり、メーカー保証5年がついているところを見ると、リテール品の扱いになると思います。
一般個人向けリテール品なのか、個人では手に入らないデータセンター向けエンタープライズ製品をバルクで購入するのか悩むところですね。
ぶっ壊れやすいHDDはどれなのか
ぶっ壊れやすいHDDはどれなのかが22万台以上の故障率データでわかるレポート「Backblaze Drive Stats for Q3 2022」、信頼度が高いHDD選びにお役立ち
この記事によると、2022 Q3の評価 分析対象となったのは22万6309台
メーカー別にみると、Swagateの故障率はちょっと高めに出ているようで。ただ、台数との割合を見る必要もあって、完全には言い切れないところがあります。
記載のHDDから見ると、WDの方が若干故障率が低いのかなという感じですね。
まとめ
各メーカでも、少しお高めのHDDで、高信頼をうたっているモデルがあります。
自分が使った経験などで、次の製品を選んでいく事になりますが、私が好きだったHGSTはウェスタンデジタルの傘下。
なお、HGSTは日立のHDD事業譲渡でWestern Digitalの子会社になっており、東芝はそのWestern Digitalから3.5インチHDD製造設備を取得
東芝の3.5インチHDDが発売に、製造元はHGST
さらに、東芝は独占禁止法の関係もあって、ウェスタンデジタルから3.5インチHDD製造設備を取得しているという記事もあります。
高信頼性HDDには、WDも東芝もどちらも同じ流れを組んでいる可能性がありますね。