nfsでリモートサーバのディレクトリをマウントしてファイルのバックアップを行う

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リモートサーバの設定

リモートサーバの設定

192.168.0.5 クライアントから /var/local/mail/backup をマウントできるようにする

vi /etc/exports
/var/local/mail/backup 192.168.0.5/32(rw,sync,no_root_squash,wdelay,no_subtree_check)
sudo exportfs -a

オプション

rw クライアントから読書できるようにする

sync 書き込みが完了するまで次の要求に応じない同期動作

no_root_squash そのサーバ上のユーザ nobody によって行われたかのように扱われる

wdelay ストレージを安定状態にするためにコミットされるリクエストを受け入れるためにディスクへの書き込みを遅延させる

no_subtree_check clientからアクセス要求があったファイルが要求ディレクトリにない場合、 サブディレクトリにないかチェックするのが subtree_checkで、 このオプションはそれを無効にする

クライアントからリモートサーバのディレクトリをマウントする

nfsクライアントをインストール

apt-get install nfs-common

クライアントマシンにマウントポイントを作成する

mkdir /mnt/ml_backup

マウントする リモートサーバは192.168.11.5

mount -t nfs 192.168.11.5:/var/local/mail/backup /mnt/ml_backup

この状態で、リモートにある /var/local/mail/backup に書き込み可能

アンマウントする

umount /mnt/ml_backup

リモートにあるディレクトリには書き込みせず読取専用にしたい

-o ro をつける

mount -t nfs -o ro 192.168.11.5:/var/local/mail/backup /mnt/ml_backup

この状態で書き込みしようとすると、

/mnt/ml_backup# touch test
touch: 'test' に touch できません: 読み込み専用ファイルシステムです

となって書き込みできなくなる

rsync でリモートのディレクトリを同期

rsyncは、異なるホスト間でもファイルやディレクトリを同期できる

オプション

-a –archive アーカイブモード(「-rlptgoD -no-H -no-A -no-X」相当)

※オーナー・グループ・パーミッション・タイムスタンプをそのままコピー

-u –update 同期先のファイルの方が新しい場合はスキップする

-v –verbose 動作内容を表示する

# rsync -auv /mnt/ml_backup/ /mnt/backup/mail/

/mnt/ml_backup にマウントしてあるリモートのデータを /mnt/backup/mailに同期する

rsyncオプションその他

-z 転送時に圧縮する

–delete 転送元で削除されたファイルは転送先でも削除する

 -C, --cvs-exclude           auto-ignore files in the same way CVS does

fstabへの登録

/etc/fstab へ登録する事で起動時マウントが可能になる

192.168.11.5:/var/local/mail/backup /mnt/ml_backup nfs ro,rsize=8182

こうしておくと、起動時マウントできるし、コマンドでマウントする際も

mount /mnt/ml_backup

でマウント可能になる

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