本ページは広告が含まれています。気になる広告をクリック頂けますと、サーバ運営費になります(^^
スマホタブレットに、低遅延で同時配信できるMiLive BOXを利用する場合の設定要所をまとめていきたいと思います。
MiLive Boxは、MacMiniをサーバマシンとし、映像をキャプチャしてネットワークで映像配信できるシステムです。このシステムがすごいのが、Android,iPhoneアプリをインストールする事で、普通のスマホタブレットが受信端末になります。
その遅延の無さ、1秒を切るところに凄さがあります。
MiliveBOXネットワーク設定の要所
IPアドレスの設定を変更する場合は3つのパラメータをいじる必要があります。
indexファイル
ブラウザで指定のIPアドレス向けにMiliveBoxを起動するために必要です。ただのwebサーバとして利用します。
entryファイル
どのような画質・ビットレートでエンコードするかなど細かな設定ができるxmlファイルになっています。
event.json
エンコードしたソースにアクセスするためのIPアドレスが記載されています。結局は自分自身のIPアドレスを指定する事になりますが、こちらにもIPアドレスの記載が必要です。
無線LANのパフォーマンス
Milive BOXで、最高のパフォーマンスを出すためには、無線LANの速度が欠かせません。やはり、無線LAN
2.4GHzの特徴
短所: 色々な製品で使用されている無線帯域なので、混雑して不安定になりやすい
長所: 壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい
5GHzの特徴
短所: 2.4GHzと比較して壁や床などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなる
長所: 基本的にルーター以外で使用されない帯域なので、非常に繋がりやすく安定、 より高速な通信が可能
無線LAN規格 通信速度(最大) 周波数帯
IEEE802.11ad 6.7Gbps 60GHz帯
IEEE802.11ac 6.9Gbps 5GHz帯
IEEE802.11n 300Mbps 2.4G帯/5GHz帯
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz帯
IEEE802.11g 54Mbps 2.4GHz帯
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz帯
5GHzは障害物に弱い
この事を踏まえ、802.11n,802.11acのみ利用できるよう調整し、なるべく速度が出るように調整した、Ruckusの設定がこちらになります。
まとめ
ミライブボックスを利用すると、普通のスマホやタブレットが低遅延映像受信端末になってしまう画期的な製品です。
UDPで映像受信しているため、ネットワーク効率的には大変良いのですが、逆にネットワーク状況が悪い(速度が遅い・安定しない)ところでは即、映像受信の途切れなどにつながってしまいます。
ミライブボックスの性能を十二分に発揮させるためには、Wireless LANなどの整備をしっかり行わなければいけません。