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HDMI信号をOFDM変調できる激安変調器、XHEAD-2の評価機を取り寄せて利用してみました。
館内には、同軸ケーブルが張り巡らされているので、この同軸の大元、共聴設備に変調した地デジ信号を入力する事で、壁コンセント(マルチメディアコンセント)から、普通に同軸でテレビに映像を映そうと思います。
これなら既存の同軸ケーブルを利用し、HDMIケーブルを引き回さなくても館内に自主放送ができちゃうという画期的なシステムになります。
XHEAD-2
10万円以下で購入できる、デジタル変調機能を備えたOFDM変調器です。
HDMI信号を入力し、地デジ信号に変換でき、同軸ケーブルで伝搬(接続)できます。
実際にテレビに写してみる
使い方はとっても簡単。
試しにパソコンの映像をOFDM変調して同軸でテレビに映し出してみました。
基本的に
パソコン ⇒ HDMI ⇒ XHAED-2 ⇒ 同軸 ⇒ テレビ
と刺すだけで映像も映り音声も流れます
もし、迷うとしたらチャネルかな?チャネル設定はテレビで受信可能なチャンネルをスキャンしたら自動的にチャネルを見つけてくれます。
Web設定機能
この機械LANポートも備えており、webサーバ機能を提供します。webサーバ上で設定を変更していく事が可能です。
前面に備えている液晶ディスプレイと十字キーの組み合わせで設定を行う事もできますが、webブラウザで設定できた方が情報量も多いので設定しやすい!
設定方法について
私なりに一番楽な設定方法を考えてみました。
1.ネットワークに接続して電源起動
2.XHEAD-2本体がDHCPにてIPアドレスを取得
3.メニュー ⇒ Network とするとIPアドレスが表示される。
4.3項で分かったIPアドレスをブラウザで開けばログイン画面が表示されるので、ログインする
初期ユーザ名 admin 初期パスワード admin
5.地デジチャンネルを決定(RFチャネルの説明は下にあります。)
6.プロバイダー名称をXHEAD01としました
7.リモコンキーIDを10にしました。
自分の地域で利用されていないチャンネルを割り当てます。
8.地域設定を「東京」にしました。
地域事業はは14のままにしました。
映像の遅延について
OFDM変調はやっぱり遅れます。
どうしても変調に時間がかかってしまうので、2秒ほど遅れるのが現実です。配信元と完全リアルタイムにしたければ、HDMIを引き回さなくては実現不可能です。
RFチャンネルって何?
チャンネル設定しようと思ったら、RFチャンネルという言葉が出てきます。RFとは高周波(Radio Frequency)信号のことです。
映像機器をテレビ受像機に接続する方法のひとつで、テレビ放送と同じ形式の映像信号をテレビ放送と同じ形式で変調したRF信号をテレビ受像機のアンテナ入力からチューナーを通して放送チャンネルのひとつのように表示させる事ができます。
地デジチャンネルって何?
3桁の数字になっています。リモコンキーIDが二けた1~12まで。それにプラスして、編成番号1~2が組み合わさった番号になります。
テレビのchをリモコンの8番に割り当てた場合、このXHEAD-2 の地デジチャネルは
081
となります。
リモコンキーID: 08
編成番号: 1
です。時々NHKなどで、同じチャネルなのに2つの放送(リモコンのチャンネルを押してチャネルを送っていると、同じリモコンキーIDなのに2つの放送)をしている事があります。
XHEAD-2では編成番号1で決め打ちになるようです。
RFチャンネルと地デジチャンネルの関係
RFチャンネルはどの周波数帯に変調するか?という意味で、地デジチャンネルはテレビのリモコンのどこに割り当てるかという意味になります。
二つは関係がないので好きに組み合わせる事ができますが、その地域で放送しているRFチャンネルと、リモコンIDと被らないように設定してあげると、普通の地デジのテレビ放送も見る事ができ、なおかつ、自主放送したチャンネルがあたかもテレビ局から放送されてきているチャンネルのように割り当てる事ができます。
逆に同じ周波数帯のRFチャンネルにかぶせてしまうと正常に映らなくなってアンハッピーです。
画質について
1280 x 720 で、2.5Mbps程度のmp4でエンコードされた ダンス 映像をソースとし、自主放送してみました。
映像がカクカクになるなどちょっと覚悟していましたが、全然平気なレベルです。心配してそんしたって感じです。
youtube 1080i で再生した映像も綺麗な映像で見れました。
ブースターへの接続について
1万円台で売ってますね。ブースター。
もっと安いものもありますが、入力端子があるものがいいです。
DXアンテナ CS/BS-IF・UHFブースター 【2K 4K 8K 対応】 小規模集合住宅共同受信用 省電力設計 混合器機能付き CU35MSうちで使っているのはこれ。
CS/BS-IF/UHF/VHF入力端子が空いていたのでここに、XHEAD-2で変調した同軸ケーブルを入力します。
すると、各部屋のRF同軸端子で映像を見る事が出来ました。
高額なOFMD変調器との違い
このマイコンソフトのXHEAD-2は恐ろしいコストパフォーマンスだと思います。業務用の50万円以上する変調器と比べてもぱっと見はそんなに変わらないように見えますが、よ~く観察してみると、やっぱり高い業務用の変調器の方が画質いいですね。
右下に見える矢印の部分をよ~くみると少しぼやけているのが分かります。
XHEAD2で変調した画像
同じ条件で、業務用OFDM変調器を利用してみました。
矢印のあたりははっきりしています。やっぱり業務用と比べると見劣りしますね。
DXアンテナ HD/SDエンコーダー内蔵 OFDM変調器 DEM9205まとめ
XHEAD-2は10万円を切る金額で購入可能であり、ぱっと見業務用途の変調器と比べても引けをとりません。
動画エンコードでコマ落ちなどは感じません。
ただ、よくよく品質の良い変調器と比べると、やっぱり業務用途のものにはかなわないなという感じです。