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時刻を自動的に設定する
時刻を自動的に設定する
がオンになっているはずなのに、時間がどんどんずれてしまいます。
私の環境はWindows2019 Server Standard です。
この時刻を自動的に設定するは、オフにする事ができません。時刻を手動で合わせる事はできるのですが、だんだんずれてしまっていくので非常に不便です。
一部の設定が組織によって非表示になっているか、管理されています。
おそらく、このせいかと
「一部の設定が組織によって非表示になっているか、管理されています。」
こころあたりがあるのは、このサーバ、リモートデスクトップサービスを行っているのですが、その際に、「リモートデスクトップが60分で切断されてしまう」という憂き目にあい、調べるとドメインコントローラを構築していなかったからという事が分かって、後でドメインコントローラに昇格させたマシンだという事です。
コマンドから、NTPの設定を確認してみると
w32tm /query /configuration
C:\Users\Administrator>w32tm /query /configuration
[構成]
EventLogFlags: 2 (ローカル)
AnnounceFlags: 10 (ローカル)
TimeJumpAuditOffset: 28800 (ローカル)
MinPollInterval: 6 (ローカル)
MaxPollInterval: 10 (ローカル)
MaxNegPhaseCorrection: 172800 (ローカル)
MaxPosPhaseCorrection: 172800 (ローカル)
MaxAllowedPhaseOffset: 300 (ローカル)
FrequencyCorrectRate: 4 (ローカル)
PollAdjustFactor: 5 (ローカル)
LargePhaseOffset: 50000000 (ローカル)
SpikeWatchPeriod: 900 (ローカル)
LocalClockDispersion: 10 (ローカル)
HoldPeriod: 5 (ローカル)
PhaseCorrectRate: 7 (ローカル)
UpdateInterval: 100 (ローカル)
[タイム プロバイダー]
NtpClient (ローカル)
DllName: C:\Windows\system32\w32time.dll (ローカル)
Enabled: 1 (ローカル)
InputProvider: 1 (ローカル)
CrossSiteSyncFlags: 2 (ローカル)
AllowNonstandardModeCombinations: 1 (ローカル)
ResolvePeerBackoffMinutes: 15 (ローカル)
ResolvePeerBackoffMaxTimes: 7 (ローカル)
CompatibilityFlags: 2147483648 (ローカル)
EventLogFlags: 1 (ローカル)
LargeSampleSkew: 3 (ローカル)
SpecialPollInterval: 1024 (ローカル)
Type: NT5DS (ローカル)
NtpServer (ローカル)
DllName: C:\Windows\system32\w32time.dll (ローカル)
Enabled: 1 (ローカル)
InputProvider: 0 (ローカル)
AllowNonstandardModeCombinations: 1 (ローカル)
Type: NT5DS (ローカル)
NTPが、ドメインの階層でコントロールされている場合「Type: NT5DS」となります。さらに、NtpServer (ローカル) と表示されていますので、この人自身がNTP Serverになってしまってる。
NTPサーバが自分自身で、クライアントはローカルを向いているから、このマシンがずれてしまうと、そのままずれていってしまうんですね。
NTPサーバを変更する
時刻同期するNTPサーバを ntp.nict.jp へ変更します。
w32tm /config /manualpeerlist:ntp.nict.jp,0x8 /syncfromflags:manual /update
このコマンドを実行した後、
w32tm /query /configuration
として、構成を確認すると、
NtpServer 欄に ntp.nict.jp が表示されるようになりました。
[タイム プロバイダー]
NtpClient (ローカル)
DllName: C:\Windows\system32\w32time.dll (ローカル)
Enabled: 1 (ローカル)
InputProvider: 1 (ローカル)
CrossSiteSyncFlags: 2 (ローカル)
AllowNonstandardModeCombinations: 1 (ローカル)
ResolvePeerBackoffMinutes: 15 (ローカル)
ResolvePeerBackoffMaxTimes: 7 (ローカル)
CompatibilityFlags: 2147483648 (ローカル)
EventLogFlags: 1 (ローカル)
LargeSampleSkew: 3 (ローカル)
SpecialPollInterval: 1024 (ローカル)
Type: NTP (ローカル)
NtpServer: ntp.nict.jp,0x8 (ローカル)
時刻同期を手動実行する
時刻同期を手動で実行します。
w32tm /resync
コマンドを実行すると、時刻同期が始まります。
w32tm /resync
再同期コマンドをローカル コンピューターに送信しています
コマンドは正しく完了しました。
時刻同期がどのように行われたかを確認するコマンドは、
w32tm /query /status
です。
w32tm /query /status
閏インジケーター: 0 (警告なし)
階層: 2 (二次参照 - (S)NTP で同期)
精度: -23 (ティックごとに 119.209ns)
ルート遅延: 0.0210201s
ルート分散: 7.7404887s
参照 ID: 0x85F3EEF3 (ソース IP: 133.243.238.243)
最終正常同期時刻: 2022/09/20 5:43:16
ソース: ntp.nict.jp,0x8
ポーリング間隔: 6 (64s)
ntp.nict.jp は、IP:133.243.238.243 でした。
これで時刻同期完了です。