本ページは広告が含まれています。気になる広告をクリック頂けますと、サーバ運営費になります(^^
久々にSamba触ります。
共有パスワード有でWindowsからファイルを読み書き・削除ができる共有フォルダを作成します。
Sambaインストール
# apt-get install samba
共有フォルダの作成
/home# mkdir kyoyu /home# chmod 777 kyoyu/
smb.confの設定
#ip a してどのインターフェースで受け付けるか確認し、そのインターフェースを記入 interfaces = 127.0.0.0/8 enp11s0 #共有ユーザで読み書きできるか確認 [kyoyu] path = /home/kyoyu writable = yes guest ok = yes guest only = yes create mode = 0777 directory mode = 0777
設定後のsamba再起動
# systemctl restart smbd
基本的に上記設定にて、パスワードなしの読み書き・削除ができるフォルダが作成できます。
パスワード有の共有フォルダ作成
パスワードが必要な共有フォルダに変更します。変更手順は以下の通りです。
ユーザの作成
ここが分かりづらいのですが、Linuxユーザと、Sambaユーザの両方を作成する必要があります。Sambaユーザのみの作成では共有フォルダへのアクセスはできません。
Linuxユーザの作成
useradd kyoyu
Linuxユーザには、特にLinuxログインして作業する事もないのでパスワードを割り当てる必要はありません。
Sambaユーザの作成
# smbpasswd -a kyoyu New SMB password: Retype new SMB password:
smb.confの設定
guest ok
guest only
を削除します。
[kyoyu] path = /home/kyoyu writable = yes create mode = 0777 directory mode = 0777
sambaの設定を変更したら、リスタートします
systemctl restart smbd nmbd
テストでDHCPでIP取得してるので適当なIPアドレスですが、LinuxのIPアドレス向けにアクセスしてみます。
\\192.168.0.21
上記の通りパスワードが聞かれたら設定okです。
最終的な設定確認
sambaのパラメータがおかしくないかを確認するには、
testparm
とします。修正すべき点などがあると指摘してくれます。
# testparm Load smb config files from /etc/samba/smb.conf rlimit_max: increasing rlimit_max (1024) to minimum Windows limit (16384) WARNING: The "syslog" option is deprecated Processing section "[kyoyu]" Loaded services file OK. Server role: ROLE_STANDALONE
全設定は以下の通りです。
# Global parameters [global] interfaces = 127.0.0.0/8 enp11s0 log file = /var/log/samba/log.%m max log size = 1000 syslog = 0 panic action = /usr/share/samba/panic-action %d usershare allow guests = Yes map to guest = Bad User obey pam restrictions = Yes pam password change = Yes passwd chat = *Enter\snew\s*\spassword:* %n\n *Retype\snew\s*\spassword:* %n\n *password\supdated\ssuccessfully* . passwd program = /usr/bin/passwd %u server role = standalone server unix password sync = Yes dns proxy = No idmap config * : backend = tdb [kyoyu] path = /home/kyoyu create mask = 0777 directory mask = 0777 read only = No
まとめ
以前のsamba設定と比べて、文字コードなどの設定をしなくても文字化けしなくなりました。以前はWindowsのShiftJISや、Linux側のUTF8など意識して設定しておかないと、入れたファイルが文字化けしてしまうなど困ったことがありましたが、今回は、この辺は全く意識する必要がありませんでした。