コスパ重視の高信頼 安いおすすめのミニPC

Linux

本ページは広告が含まれています。気になる広告をクリック頂けますと、サーバ運営費になります(^^

業務に使える高信頼PC

ここからは、少し旗色が違います。

Win11に対応は明記しておりませんが、業務PCとしてLinuxを導入するのにとてもコスパが良いマシンがあります。

Skynew M2S AMD A6-1450

Skynewって?

(株)真善美が、日本で企画・販売・保障対応しており、国内サポートがあります。

㈱真善美は、中国のインクジェットメーカーの出資を受けて東京・池袋に会社を設立しています。中間業者を介さずに、中国工場から直接輸入する事で中間コストを下げる事で、安価な商品を販売しています。

他の中華ミニPCよりはお値段高め

上記で紹介したCHUWIなどの製品と比べて、ちょっとお値段は高めになりますが、アルミ放熱フィンの形状などを見ると業務用途に向いていると思います。

M2S AMD A6-1450

Celeron J4125と比べると、CPUスペックは1/2以下です。

しかし、LinuxPCなどで利用したい、それもCUIベースで使う場合はかなり余裕なスペックです。

Windows 10 64bit Pro搭載

こちらも業務用PCを意識しているのか、Windows10 Proを搭載しています。

Skynew IN-1 Pentium N3700 業務用

Skyenew の M2Sと比べ、 IN-1 は業務用をうたっています。

OSが搭載されていないという大きな違いがありますが、LinuxBOXとして利用したい場合は、こちらも選択肢としてあがります。さらに、LANポートを4つも搭載しており、Linuxルータとして使いたい方にはこの上ない製品です。

拡張性も十分

1xHDMI、1xvVGA、4xLAN、1xVGA、2xUSB 3.0、1x給電DCポート、1xBIOS初期化ボタン

業務用として考えているためか、BIOS初期化ボタンが準備されています。

値段も3万円を切る価格

口コミ

業務用ならではの機能と思いますが、停電からの復帰機能がBIOSで設定出来ます。
マニュアルとBIOSのメニュー項目が異なるので設定箇所は見つけ難くはありますが、一度設定すれば、テーブルタップのスイッチで起動出来るので、モニターの後ろなど手の届き難い所に設置しても使い勝手は悪くありません。

楽天市場 口コミより

停電し、復電したら勝手に起動してくれるのも、業務用IoT機器としてありがたいです。

消費電力が少なく、ファンレスで静かなサーバー用途として購入。
HDDではなくSSD搭載なので完全なスピンドルレスを達成。
クライアント機として使うわけではないので、Windowsがプリインストールされているよりも、OSレスであることは好都合。
しかし、一方でCPUパワーは貧弱なので使い道についてはよく考える必要あり。
Linux等でサーバーをセットアップする人にはオススメ!

楽天市場 口コミより

OSレスにして価格を落としてあるのも嬉しいです。無駄にWin10などが入っていると、ちょっともったいないなぁなんて貧乏心が出てしまうので、OSレスのこの製品に魅力を感じます。

ルータにするのに最適なハードウェアだと思い購入しました。
vyos入れて検証用に使用してます。
windows10も入りましたが、ストレージが32GBなのでオススメはしません。

楽天市場 口コミより

ストレージ32GBと、徹底的に無駄をそぎ落とした感じもいい。

CPUスペックは低い

CPUスペックは低いので注意が必要です。ベンチマークの結果は

1251

です。

Celeron J4125の、2980と比較すると、半分以下の性能しかありません。やっぱりWindowsを入れて業務的に利用したい場合は、選択肢から外した方がいいと思います。

出典 PassMarkより

逆に常時稼働のIoT機器として利用したい場合は全く問題ありません。

Debian GNU/LINUXを入れてみた

Debian11を外付けCDからインストール

【最新版リリース!】Debian 11 bullseye 圧倒的存在感の Linux ディストリビューションをさっそくチェック!
Linux という言葉を知っている方であれば、一度は聞いたことがある Debian という名前。 その最新版と…

インストール作業は特に問題なくすすみました。

root@Ondokei:/# cat /etc/debian_version
11.4

NTPの設定

systemd-timesyncd の設定ファイルは、

/etc/systemd/timesyncd.conf
これ。ntpだけ設定しとく

[Time]
NTP=ntp.nict.jp


systemd-timesyncdをリスタートする

root@Ondokei:/# systemctl restart systemd-timesyncd

ステータスの確認

root@Ondokei:/# systemctl status systemd-timesyncd
● systemd-timesyncd.service - Network Time Synchronization
     Loaded: loaded (/lib/systemd/system/systemd-timesyncd.service; enabled; vendor preset: enabled)
     Active: active (running) since Tue 2022-08-30 07:15:05 JST; 12s ago
       Docs: man:systemd-timesyncd.service(8)
   Main PID: 1047 (systemd-timesyn)
     Status: "Initial synchronization to time server 133.243.238.243:123 (ntp.nict.jp)."
      Tasks: 2 (limit: 4570)
     Memory: 1000.0K
        CPU: 121ms
     CGroup: /system.slice/systemd-timesyncd.service
             mq1047 /lib/systemd/systemd-timesyncd

 8月 30 07:15:05 Ondokei systemd[1]: Starting Network Time Synchronization...
 8月 30 07:15:05 Ondokei systemd[1]: Started Network Time Synchronization.
 8月 30 07:15:05 Ondokei systemd-timesyncd[1047]: Initial synchronization to time server 133.243.238.243:123 (ntp.nict.jp).

USB温度計の準備

USB温度計をIN-1へ挿入します。

温度計の説明はこちら

dmesg すると、USBが認識している事が分かります。

[   52.211693] usb 1-1: USB disconnect, device number 2
[60298.926418] usb 1-1: new low-speed USB device number 5 using xhci_hcd
[60299.080605] usb 1-1: New USB device found, idVendor=0c45, idProduct=7401, bcdDevice= 0.01
[60299.080627] usb 1-1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[60299.080641] usb 1-1: Product: TEMPerV1.4
[60299.080650] usb 1-1: Manufacturer: RDing
[60299.096315] input: RDing TEMPerV1.4 as /devices/pci0000:00/0000:00:14.0/usb1/1-1/1-1:1.0/0003:0C45:7401.0002/input/input8
[60299.155569] hid-generic 0003:0C45:7401.0002: input,hidraw1: USB HID v1.10 Keyboard [RDing TEMPerV1.4] on usb-0000:00:14.0-1/input0
[60299.159835] hid-generic 0003:0C45:7401.0003: hiddev0,hidraw2: USB HID v1.10 Device [RDing TEMPerV1.4] on usb-0000:00:14.0-1/input1

USB温度計をコントロールするドライバをコンパイルするため、必要なアプリを取得します。

apt-get install build-essential libusb-0.1-4 libusb-dev git

git hubから温度測定ソースを取得します。

root@Ondokei:/# git clone https://github.com/bitplane/temper.git
Cloning into 'temper'...
remote: Enumerating objects: 73, done.
remote: Total 73 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 73
Receiving objects: 100% (73/73), 14.56 KiB | 931.00 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (27/27), done.

ダウンロードしたtemper.c の時刻表示を変更します

vi temper/temper.c

変更前

utc = gmtime(&t);
strftime(dt, 80, "%d-%b-%Y %H:%M", utc);

変更後

utc = localtime(&t);
strftime(dt, 80, “%Y-%m-%d %H:%M:%S”, utc);

make するとエラー出る

temper# make
gcc -Wall temper.c pcsensor.c -o temper -lusb
pcsensor.c:50:18: warning: ‘reqBulkLen’ defined but not used [-Wunused-const-variable=]
   50 | const static int reqBulkLen=8;

エラーは出るのですが、”temper”という実行ファイルができていたら、このエラー気にしなくて大丈夫です。動きます。

/temper# ls
60-temper.rules  Makefile  README  log.sh  pcsensor.c  pcsensor.h  temper  temper.c

作成されたtemper の実行権限を755にし、

temper# chmod 755 temper

温度計動きました!

/temper# ./temper
2022-08-30 08:00:19,30.525349

タイトルとURLをコピーしました