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Interrop Tokyo 2016展示会レポート
○IP-PBXアプライアンス
GRANDSTREAM
http://www.corecomputance.jp/product.html
本社アメリカのGRANDSTREAM社IP-PBXを展示している代理店がありました。
PBX本体 UCM6102
回線2ch SIP接続500台 30同時通話可能で10万円ほど
IP固定電話 GXP1610
1台1万6千円ほど
http://www.corecomputance.jp/gxp16xx.html
6台内線電話を利用しても導入費用は20万円ほどです。
その他ライセンス料などは必要なく、スマホを内線化するためのアプリも無償提供されています。アプリからのPush通知にも対応しており、アプリケーションはバックグラウンドで起動していなくても着信可能です。
保留、転送、パーク保留
に対応している事。また、MOT/PBXや、MAHO-PBXのように専門業者に言わないと設置してくれないものではなく、買い切りで自分たちで、設定する事が可能です。
弱点は、ナンバーディスプレイに対応していない事
※ただし近日中に対応してくるだろう(との事)
※コードレスIP電話も今夏発売予定
価格帯が大変リーズナブルである事、導入後も自分たちで設定変更が自由にできる事が非常に魅力的な製品になっています。
最近の動向として、日本の電話業界はかなりクローズにしようとしているように見えます。上記GRANDSTREAM社の製品のように、自分たちで安価にビジネスフォン設置入れ替えできるようになってしまうと、現在のビジネスモデルが壊れてしまう(高いPBXに、専門の保守業者がおり、定期保守の形で高額をとる)事に原因があると思います。
○UTM(脅威防止ファイヤーウォール)導入のポイント
FORTINETにて、UTMの現状と価格帯などを聞きました。
世界で一番売れているUTMです。配下に200台設置する事が可能で、上位100Mbpsのネットワーク回線の製品で、100万円ほど。また、年間30万円の保守費用が必要になります。
売りは、世界での稼働台数が多く、ネットワークを経由して、怪しい通信webサイト、アプリケーションなどの情報を更新するところにあります。常に最新の情報によりネットワークを保護できる事になります。
注意すべき点は誤検知です。
正常な通信も、異常として遮断される事がありあす。日頃から、フリーのツールなどを利用して
1.ネットワークに接続されているパソコンの調査
http://www.watch.impress.co.jp/netgear/review18/
2.流れているパケット・プロトコルにどんなものがあるか
(それは許可していいものなのか、業務判断しておく)
などを気にしておき、導入時にはその通信を許可するかなどを検討して
おくといいかと思いました。
○ネットワーク用語まとめ
展示会では、本を読んでもピンと来なかったことを実機を通して技術的な内容を教えていただけます。備忘録的に記載します。
OpenFlow
OpenFlowとは、通信ネットワークを構成するネットワーク機器を一つの制御装置で集中管理し、複雑な転送制御を行なったり柔軟にネットワーク構成を変更できる技術。業界団体のOpen Networking Foundationによって標準仕様の策定が行われている。
SDN
SDN(Software Defined Network)とは、「管理が簡単で個別の機器設定が不要」で、「ハードウェアに依存せず自由に構成変更やリソース追加が可能」なネットワークを、ソフトウェアで実現する概念
アライドテレシス2つのSDN
http://www.allied-telesis.co.jp/sdn/
AMF
あらゆるネットワーク機器を一元管理し、設計導入保守コストを大幅に削減インテリスイッチなどネットワーク機器が故障した場合一台、一台設定を流し込むのは面倒。そこで、故障した製品を、工場出荷時のものと差し替えるだけで、コンフィグが書き込まれて動き出す。
Secure EnterPriseSDN
各種アプリケーションと連動し、 ネットワークの制御設定の自動化を実現ネットワーク製品(l2,l3)のみでなく、他社アプリケーションと連携して動作する。アプリケーションで設定変更を指示すると、コントローラが受け取り、末端のネットワーク機器のコンフィグが変更される。末端のネットワーク機器コンフィグの変更がOpenFlowプロトコルによって書き換わる。